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王子生協病院看護学生室のブログ

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こんにちは。
今年は例年より早く桜が咲き、あっという間につつじも咲く頃となりました。
全国津々浦々で新入職員が入職して、早2週間が経とうとしています。
今年はお花もそうですが、全部が早く感じるのは気のせいでしょうか。


4月1日~4月6日までの約1週間、新入職員合同集合研修が行われました。
昨年は新型コロナの影響で入職式・辞令式以降はリモート形式でしたが、
今年度は感染対策をとり無事終了することが出来ました。

研修では、民医連と東京ほくとの歴史、医療生協について、接遇マナー、認知症サポーター養成講座、
生協組合員との健康チェックと交流、医療倫理などについての研修を行いました。


今回はその中から「医療倫理」についての研修風景の様子をお伝えしたいと思います。




最初に「倫理について」医師より講演を頂きました。

「医療の現場において倫理ジレンマに直面することが多くある。
医療者として望むことと、患者さんやそのご家族が望むものがいつも一緒になるというわけではない。
その際に重要になることは、「話し合いの文化」を持っていること。」



「状況を把握し、記録する。日常の中で小さな倫理カンファを積み重ねること。
本人の意思確認が出来るときと出来ない時が発生し得るので
様々なケースを考えて事前に家族同士が話し合っておくことがとても大事」




医療者が家庭内にいない場合はその家族だけでは中々難しい事だとも感じました。
だからこそ、我々職員が患者さんやそのご家族をフォローしていくことが大事ということもわかりました。



DVDを視聴後、医師、リハビリ、看護師、事務でチームを組み、ディスカッションを行いました。
臨床倫理の4分割表に基づいてそれぞれの立場から意見を出し合ったのですが、
特に印象的だったのが些細な場面での描写も見逃さずキャッチしていて、それぞれの職種毎に見解を述べていたところです。
講師からも「1年目とは思えない。すぐに現場で働けますね」とお墨付きも頂きました。




日々、現場で行われている倫理カンファレンスの模擬を体験できたことで、
多職種で話し合うことの重要性を肌で感じられたことが一番の収穫でした。