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2020年度新卒看護師研修 その3

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こんにちは。

ようやく気持ちの良い陽気になってきましたね。
でも今年のGWはお家でのんびりと過ごすのが良さそうですね。
これといって趣味のない私は、ひたすら食べて、寝て・・あっという間に連休は終わりそうです。

さて、今日から5月。新卒看護師さんたちが入職して早1か月。
不安と緊張の表情が少しずつ緩み、自然な笑顔が多くなってきました(*^_^*)


そんな新卒看護師研修~その3~をご紹介します。

経管栄養法です。胃ろう、腸ろう、経鼻など様々なルートで、そして栄養剤の種類も沢山あります。液状のタイプや半固形タイプ、成分も異なります。注入方法も、滴下方式やカテーテルチップで注入する方法、加圧バッグを用いることも今は主流となっています。解剖生理と注意点をリンクさせて一つ一つの手技を確認しましょう。そして患者さんお一人お一人に適した内容、方法を選択すること。経管栄養は入院中だけでなく、退院後も継続して必要な処置になります。介護者さんへの指導も入院中の大切な看護です。人に指導するためには、自分自身がきちんと理解し習得しておく必要がありますね。

続いては、吸引です。吸引は看護師が日常的に最も多く行う医療処置ではないでしょうか。みなさんもよく病院で見ると思います。一見するとカテーテルが鼻や口にスルスルと挿入されているように見えますが、実際は思うようにカテーテルが進みません。右手と左手の動きもぎこちなく、痰を十分に吸引することができません。
この吸引は、患者さんにとっては苦痛が強く、そして時に命にも関わる重要な処置でもあります。だからこそ、短時間で確実に吸引できるよう頑張りましょう。何事もそうですが、始めから上手くできる人はいません。経験あるのみ!!

次はオムツ交換の研修です。人体モデルを用いて行いました。オムツ交換も日常的なケアの一つです。ただ交換すればよい訳ではありません。オムツもサイズや素材など沢山の種類があります。患者さんの皮膚状態や排泄パターンをアセスメントすることが基本です。そして当て方も大切です。羞恥心に配慮しながら、苦痛や不快がないようにしわを伸ばし左右均等にテープをとめましょう。
二人一組でいざ実践!・・・頭ではわかっているのですが、なかなか思う様にいきません。何度も患者さんに横を向いてもらうことに・・オムツの特性やコツをおさえれば大丈夫!

いよいよ研修最終日。最終日は記録と電子カルテの研修です。
看護記録は後から見た人に患者さんの状態がきちんと伝わる様に記載する必要があります。当院はSOAPを採用しています。事実を経時的に記録する習慣を身につけましょう。
そして電子カルテです。PCは使い慣れていますが、どこにどんな情報があるのか?どこを確認するのか?真剣です。でもきっとあっという間に習得するでしょうね。(うらやましい限りです)

3回に渡り新卒看護師研修の様子をご紹介しました。他にも医療安全や感染対策、酸素吸入、バルン交換などなど研修を行いました。
短期間で盛りだくさんの研修でした。きっと今頃は、それぞれの配属先で研修の成果を発揮していることと思います。